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【Event Reports】La Festa Mille Miglia 2019/Day.3 声援を力に。完走を目指しひた走る

ONもOFFも全力で楽しむアクティブな大人を応援するシガーロのイベントコラボシリーズ第6弾。
今回もクラシックカーラリー「ラフェスタミッレミリア / La Festa Mille Miglia」同行レポート第3弾をお送りいたします。

ラリーは後半戦の3日目を迎えましたが、天候は回復せず朝から冷たい雨に見舞われました。競技である以上は順位も大切ですが、クラシックカーという特性上、とにかくゴールである明治神宮までみなさんが無事にたどり着くことを願うばかりです。

3日目のコースは福島県から栃木県を経由して千葉県の成田市まで走りきる、490kmのロングドライブ。栃木の美しい紅葉をワインディングロードを駆け抜けて、着実にスタンプポイントを通過しながら、複数箇所に設けられたPC競技に挑みます。各ポイントでは寒さと雨に耐えながらも力強く走り続けるクラシックカーとそのドライバーに多くの観客が声援が送られます。私も応援に来られたお客様とともにカメラのレンズ越しに声援を送りながら、全ての車両が通過するのを待たずに次のポイントへと移動します。

特に山中のルートでは次のポイントまでショートカットできる選択肢が限られるため、早めに撮影を終えて移動しなければエントラントにどんどん置いて行かれてしまいます。エントラントのみなさんは法令遵守の走行でしっかりとタイムキープするために淡々と走り続けるので、取材班も必死で追いかけなければならないのです。安全に、確実にと意識しながらハンドルを握っていると、「いつか自分も競技者として参加できたら」と思わずにはいられません。古き良きものを大切にする心を伝えながらも競技としてのワクワク感を得られる、クラシックカーラリーは本当に特別な場所なのだと改めて感じました。

ルートの前半に訪れた下郷町の大内宿では、江戸時代の面影を残す茅葺屋根の集落とクラシックカーというマッチングにより不思議な空間を創り出していました。もちろん時代は異なるのですが、なぜかしっくりと馴染むその組み合わせに、ついついシャッターを押し続けてしまいます。美しいものを未来に引き継ぐという共通の想いが共鳴して、見る人に何かを感じさせるのでしょうか。

この日も沿道で、そして各ポイントで多くの地元の方がエントラントへフラッグを手にエールを送っておられました。特に家族ずれの姿が多く、このラフェスタミッレミリア が世代を超えて愛されているイベントであることが伝わってきました。各地でスタッフのみなさんがオフィシャルグッズを販売されていて「今年も記念に!」と買い求められているお客様も。

午後は那須高原の道の駅から宇都宮のショートサーキットなどでPC競技を行いながら、一路千葉県成田市に。道中は晴れ間も出たため、エントラントのみなさんは心地よい排気音と共にドライビングを楽しむことができたかと思います。

最終区間、成田への高速道路移動では再び冷たい雨に襲われました。みなさん体力を消耗されたことと思いますが、ゴール後に一旦体を温めた後は駐車場に沢山のライトが灯り、最終日に向けた整備が彼方此方で行われていました。そんな整備風景も美しいボディとクラシカルなメカニズムにより絵になる風景に。作業されているエントラントやメカニックの方々も真剣な眼差しでありながら、どこか楽しそうに見えました。

次回は遂に最終回。千葉県を抜けてゴールである明治神宮を目指すルートです。袖ヶ浦サーキットでのPC競技から感動のゴール、そして表彰式の模様をお届けいたします。

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